自然な樹形をキープする剪定方法とは?
雑木の庭の骨格を作るのは、落葉樹です。
コナラのように、生長するスピードが比較的早いものが多く
そのまま健やかに育つと、幹はぐんぐん太くなり
樹冠もすぐに大きくなってしまいます。
しなやかな細い幹の状態を維持するためには
木を太らせないことが大切になります。
つまりは、栄養分をつくる「葉」を増やさない
ということがポイントになるわけです。
木全体の葉の枚数を増やさないためには
枝ごと切り落とすのが効果的ですが
枝の途中から先端だけをブツ切りにしてしまっては
自然な枝ぶりからはかけ離れてしまいます。
邪魔な枝を切るだけでは、せっかくの木のカタチが台無しになることも。
ときには、枯れてしまうこともありますので、慎重さが求められるところでもあるのです。
枝を引くように、毎年全体の3分の1程度の枝を
剪定していくようにすると、バランスよく整えることができます。
できたばかりの庭は、グラウンドカバーに植えた下草などもまばらで
やや散漫な印象に感じることもありますが、1年もすればコケや下草が適度に茂り
およそ3年たつと完成形となります。本格的な剪定はそれからです。
10年、20年が経過しても
適切な剪定をしていると、木はあまり太らずに
庭の風格を増してくれますよ。
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2022.01.20